• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

マルチモダリティ画像及び免疫学的解析による大動脈弁変性機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K07514
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

鶴田 ひかる  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70338044)

研究分担者 林田 健太郎  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20383862)
白川 公亮  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (30626388)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード大動脈弁狭窄症 / オステオポンチン / 弁変性石灰化
研究開始時の研究の概要

人口高齢化に伴い、石灰化による大動脈弁狭窄症(AS)の患者は増加の一途をたどり、大動脈弁変性に関する機序の解明は世界的な急務である。心血管疾患において多岐にわたる機能を持つタンパク質であるオステオポンチン(OPN)は心血管疾患の予後因子であり、AS患者での血清濃度上昇、代償機構に伴う心筋線維化への関与が示唆されているが、その明確な機序は分かっていない。本研究では、石灰化大動脈弁モデルマウスを用いてOPNを介する免疫組織学的検討を行い、AS患者の血清OPN濃度測定、心エコー・心臓CT・MRIによるマルチモダリティ画像解析を用いて、大動脈弁の石灰化変性と性差、代償機構の解明を行うことを目的とする。

研究実績の概要

人口高齢化に伴い、石灰化による大動脈弁狭窄症(AS)の患者は増加の一途をたどり、ASによる死亡数は増加しており、大動脈弁変性に関する機序の解明は世界的な急務である。心血管疾患において多岐にわたる機能を持つタンパク質であるオステオポンチンは、心血管疾患の予後因子であり、AS患者での血清濃度上昇、代償機構に伴う心筋線維化への関与が示唆されているが、その明確な機序は分かっていない。本研究では、ヒト大動脈弁狭窄症患者の大動脈弁の石灰化と線維化を含む変性様式と遺伝子発現を解析し弁輪部の変性鍵遺伝子としてオステオポンチンを同定した。また、免疫染色によりオステオポンチンを産生するマクロファージが弁輪部に高度に集積していることが分かった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

慶應義塾大学病院の大動脈弁狭窄症患者の心臓超音波検査を解析し、ヒト大動脈弁の弁輪から弁尖の可動性を解析した。また、ヒト大動脈弁の弁輪・弁腹・弁尖に分けてRNAseqによる遺伝子発現解析を実施した。外科的大動脈弁置換術を受けた患者の大動脈弁や大動脈弁硬化から中等症までの病理組織を解析した。

今後の研究の推進方策

大動脈弁狭窄症患者の石灰化の程度や局在を心臓CTのデータをもとに解析し、弁輪・弁腹・弁尖に分けて解析したRNAseqによる遺伝子発現解析データや病理組織を統合して、心臓の石灰化を規定する遺伝子を同定する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi