研究課題/領域番号 |
23K07520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
大塚 文之 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (30745378)
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研究分担者 |
富松 航佑 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (00614926)
坂田 泰彦 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (90379206)
長崎 正朗 京都大学, スーパーグローバルコース医学生命系ユニット, 特定教授 (90396862)
野口 暉夫 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 副院長 (70505099)
畠山 金太 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (60325735)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 急性冠症候群 / 空間マルチオミクス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、ヒト剖検例における冠動脈プラーク組織を用い、単一細胞トランスクリプトームと空間プロテオームを同時に解析する空間マルチオミクス解析により、冠動脈プラー ク破綻の病態を単一細胞レベルで解析することを第一の目標とする。また、得られた知見に基づき、冠動脈疾患患者の血液試料を用いて急性冠症候群の発症予測に有用となり得る血中バイオマーカーの探索を行う。
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研究実績の概要 |
急性冠症候群は、冠動脈プラークの破綻によって引き起こされ、突然死や心不全発症の原因にもなる重篤な疾患である。近年のオミクス解析技術の進歩により、組織の単一細胞レベルでの網羅的な遺伝子・蛋白発現解析が可能となり、さらに細胞の局在性に関する空間情報を加味した網羅的分子解析(空間オミクス)の技術も確立されてきた。しかし、冠動脈プラークをターゲットとした空間オミクス解析は、これまでほとんど行われていない。冠動脈プラーク破綻の機序を細胞レベルで解明することにより、急性冠症候群の発症を予測し得る新規バイオマーカーの発見、分子イメージングへの応用、そして有効な治療薬の開発に繋がる新知見が得られることが期待される。本研究は、ヒト剖検例における冠動脈プラーク組織を用い、空間マルチオミクス解析により冠動脈プラーク破綻の病態を単一細胞レベルで解析することを目的とする。研究計画書を作成し、倫理委員会への提出を行い、解析開始に向けた準備を整えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理審査に向けた研究計画の立案に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
倫理委員会での研究計画承認が得られ次第、速やかに対象となる病理組織標本の抽出を行い、空間マルチオミクス解析を開始する予定である。
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