研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的はがん・心不全に共通する液 性因子を同定し、がん・心不全を連関的に増悪させる機序を解明することである。1 心不全血漿含有がんマウス、がん血漿含有心不全マウスを作成し、がん・心不全の液性因子が心不全増悪、がん進行に結びつくことを示す。2 がん、心筋組織の網羅的RNA解析により、がん・心不全増悪に共通する液性因子のkeypathwayを同定する。3 心不全発症がん患者、がん発症心不全患者の保存血を用い、key pathwayに関する液性因子を測定し、臨床においても液性因子を介したがん-心不全連関が成立することを示す。