低酸素シグナルを標的とした安全かつ効果的な心臓病治療法を開発する

• 研究課題/領域番号: 23K07538
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分53020:循環器内科学関連
• 研究機関: 自治医科大学
• 研究代表者: 武田 憲彦 自治医科大学, 医学部, 教授 (40422307)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 心臓病 / 低酸素シグナル / HIF-1α

研究開始時の研究の概要

転写因子Hypoxia inducible factor (HIF)-1αは低酸素環境で活性化し、エリスロポエチンをはじめとする低酸素応答遺伝子を誘導する転写因子である。近年、腎性貧血に対する治療薬としてHIF-1αシグナルを活性化する経口治療薬であるHIF-PH阻害薬の投与が広く開始されている。これらHIF-PH阻害薬は貧血を改善する一方で、体内の各臓器においてHIF-1αシグナルを活性化することから、心臓病を含む様々な疾患に対する治療効果、あるいは副作用を引き起こす可能性が想定されている。本研究では心臓HIF-1αシグナルの役割を明らかにすることで、安全かつ効果的な心臓病治療へと繋げる。