研究課題
基盤研究(C)
過敏性肺炎は様々な特異抗原を吸入しIII型あるいはIV型アレルギー反応で発症する間質性肺炎である。成熟B細胞が産生する抗原特異的な抗体により免疫複合体を形成し、補体活性化を経て組織傷害を引き起こす。本研究では、過敏性肺炎マウスモデルを用いて肺および2次リンパ組織におけるB細胞の活性化機構を明らかにし、B細胞を欠失させたμMTマウスなど遺伝子改変マウスを用いることでB細胞の役割を解明する。さらに過敏性肺炎症例の末梢血および気管支肺胞洗浄液中のB細胞の分化度およびサイトカインやアイソタイプなどプロファイルを明らかにすることで、臨床応用が可能な新規バイオマーカーおよび治療の標的を開発する。