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慢性閉塞性肺疾患における筋肉関連遺伝子多型を加味した新規治療戦略に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K07631
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関大阪公立大学

研究代表者

渡辺 徹也  大阪公立大学, 大学院医学研究科, 講師 (40735122)

研究分担者 浅井 一久  大阪公立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (10382053)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードCOPD / 身体活動性 / サルコペニア / 筋肉関連遺伝子多型 / 慢性閉塞性肺疾患
研究開始時の研究の概要

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,身体活動性の低下が予後因子として極めて重要であり,ガイドラインでは,運動耐容能と身体活動性の向上および維持が管理目標と掲げられている.身体活動は,いわゆる「ワッサーマンの歯車」に示されるように「呼吸」「循環・心臓」「骨格筋」の協調によってなされ,近年,骨格筋合併症(サルコペニア)がCOPDに多いことが報告されている.
本研究では,心肺運動負荷,6分間歩行検査などの負荷試験からの運動生理学的パラメーターとCOPD骨格筋合併症(サルコペニア)というフェノタイプ,さらにはエンドタイプとして筋肉関連遺伝子多型を評価し,その関連を検討する.

研究実績の概要

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,全世界死亡原因の第3位を占める健康問題である.身体活動性の低下が予後因子として極めて重要であり,COPDガイドライン2022において「運動耐容能と身体活動性の向上および維持」が管理目標と掲げられているが,その治療介入方法は確立されていない.また,COPDの重症度は閉塞性換気障害の程度で定められるが,呼吸機能のみが考慮され,運動耐用能・身体活動性を推し量ることは困難である.身体活動は,いわゆる「ワッサーマンの歯車」に示されるように「呼吸」「循環・心臓」「骨格筋」の協調によってなされ,近年,骨格筋合併症(サルコペニア)がCOPDに多いことが報告されている.
本研究では,心肺運動負荷,6分間歩行検査などの負荷試験からの運動生理学的パラメーターとCOPD骨格筋合併症(サルコペニア)というフェノタイプ,さらにはエンドタイプとして筋肉関連遺伝子多型を評価し,その関連を検討する.本研究により,身体活動性低下につながるエンドタイプに基づくCOPD個別化医療の提案,臨床的意義の確立につながることを目指す.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究は、すでに大阪公立大学医学部附属病院通院中のCOPD患者から介護保険「基本チェックリスト」:KCLを用いてフレイルの有無をスクリーニングされた59例の臨床的指標(GOLD重症度分類、6分間歩行検査、サルコペニア分類、身体活動性、呼吸機能検査などの日常臨床で実施したデータ)の評価が行われている。また、別コホート208例のCOPD患者から、現在も通院中の患者を抽出し、順次本研究へのエントリーが行われている。
一方、心肺運動負荷検査機器の故障があり、修繕に時間を要し、データ取得が遅れている点、研究スタッフの産休・育休などにより、筋肉関連遺伝子多型のゲノムDNA抽出などに時間を要している点は、懸念事項である。

今後の研究の推進方策

心肺運動負荷検査機器修繕後、早速にデータ採取(6か月を目標に)を行い、また筋肉関連遺伝子多型分類も本年度でできる限りデータを取得し、次年度解析、データ学会発表、論文報告を行っていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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