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非小細胞肺癌に対する T 細胞の抗腫瘍免疫応答における IL-36 の役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K07633
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関東北文化学園大学

研究代表者

沼崎 宗夫  東北文化学園大学, 医療福祉学部, 教授 (50344677)

研究分担者 富岡 佳久  東北大学, 薬学研究科, 教授 (00282062)
野津田 泰嗣  東北大学, 大学病院, 講師 (00636037)
中山 勝敏  秋田大学, 医学系研究科, 教授 (40321989)
海野 倫明  東北大学, 医学系研究科, 教授 (70282043)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード非小細胞肺癌 / 腫瘍免疫 / 免疫チェックポイント分子 / 免疫療法
研究開始時の研究の概要

活性化 T 細胞の複数の免疫チェックポイント分子の発現を制御することで、T 細胞性の抗腫瘍免疫を促進する IL-36 の作用に関する研究報告、および非小細胞肺癌組織の T 細胞性の抗腫瘍免疫の形成における IL-36 の役割を記載した研究論文がないために、我々が発見した IL-36 の新規の生理作用を基に、非小細胞肺癌組織の T 細胞性の抗腫瘍免疫における IL-36 の役割を基礎的および臨床的に解明し、IL-36 の治療効果予測のバイオマーカーとしての可能性を検討する。

研究実績の概要

手術で摘出された140症例の肺腺癌組織および94症例の肺扁平上皮癌組織の IL-36 の免疫組織染色を施行し、肺癌組織で IL-36 の発現が確認できる割合を組織型別に検討した。さらに肺癌組織での IL-36 産生の有無と生存率などとの関連性を検討し、さらに多変量解析にて肺癌組織での IL-36 産生の有無が独立した予後因子かを検討した。

本年度は、以下の研究成果を得た。

①手術で摘出された肺腺癌組織のIL-36 の免疫組織染色の結果より、約73%の肺腺癌組織で IL-36 の産生が認められた。また、手術で摘出された肺扁平上皮癌組織のIL-36 の免疫組織染色の結果より、約71%の肺扁平上皮癌組織で IL-36 の産生が認められた。②手術で摘出された肺腺癌組織の IL-36 の免疫組織染色を行い、IL-36 の産生が認められた症例と IL-36 の産生が認められなかった症例の手術後の生存率を検討した結果、肺腺癌組織でIL-36 の産生が認められた肺腺癌患者の手術後の生存率が、極めて良好であることが明らかとなった。さらに、多変量解析による解析を行った結果、肺腺癌組織での IL-36 の産生が、独立した予後因子であることが明らかとなった。③手術で摘出された肺扁平上皮癌組織の IL-36 の免疫組織染色を行いIL-36 の産生が認められた症例と IL-36 の産生が認められなかった症例の手術後の生存率を検討した結果、肺扁平上皮癌組織でのIL-36 を産生の有無は、肺扁平上皮癌患者の手術後の生存率とは関連性がないことが明らかとなった。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度の研究において、肺腺癌細胞から産生されるIL-36が、肺腺細胞癌の切除手術を受けた患者の独立した予後予測因子であることが判明した。肺腺細胞癌の切除手術を受けた患者の予後因子として病期などが知られているが、肺腺細胞癌細胞からのIL-36産生の有無が重要な独立した予後予測因子であることが明らかになったことは、本年度の研究における重要な成果と判断しているため。

今後の研究の推進方策

本年度の研究において、肺腺線細胞癌細胞から産生されるIL-36が、肺腺細胞癌の切除手術を受けた患者の独立した予後予測因子であることが判明した。今後は、肺腺線細胞癌細胞から産生のIL-36の産生の有無が重要な独立した予後予測因子となる機序を解明する予定である。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2025-12-26  

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