研究課題
基盤研究(C)
気管支喘息は、患者ごとに異なる特徴を併せ持つ不均一な疾患である。最近、個々の患者の「Treatable traits」にそった気管支喘息治療の重要性が認識され、同時に「認識されていない「traits」」を探索することが重要課題となった。我々は、糖化ストレスが喘息重症化に関与する可能性に着目した。本研究の目的は、糖化ストレスの上昇とステロイド反応性低下および喘息重症化との関連を明らかにし、その機序を解明することである。最終目標は、病態にそった喘息治療の開発につなげることと、「糖化ストレス上昇」を喘息治療における新規「Treatable traits」のひとつとして確定することである。