研究課題
基盤研究(C)
悪性中皮腫は胸膜・腹膜・心膜などに発生する悪性腫瘍であり、石綿・アスベスト曝露との関連性が高く、診断確定後の平均寿命が約6~8ヶ月である非常に予後不良の疾患である。アスベスト曝露数十年後に発生する悪性中皮腫はわが国でも今後さらに増加傾向であり、社会的問題でありその対策は我が国において非常に重要であるが、悪性中皮腫に有効な治療法は十分に確立されていないのが現状である。本研究の最終目標は、悪性中皮腫におけるマルチキナーゼ発現制御機構を解明して、臨床応用可能な新規治療法を開発することである。