研究課題/領域番号 |
23K07702
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
|
研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
竹中 恒夫 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (90179656)
|
研究分担者 |
アリフ・ウル ハサン 岩手医科大学, 医学部, 講師 (00570368)
西山 成 香川大学, 医学部, 教授 (10325334)
黒崎 祥史 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (20602030)
宮崎 利明 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (50589075)
丸茂 丈史 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (70265817)
石井 直仁 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (80212819)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | クロト |
研究開始時の研究の概要 |
食塩感受性高血圧では酸化ストレスやWnt等についてクロト蛋白補充の腎保護効果機序として検討し、ヒト胎生腎細胞で塩とクロトの関係を明らかとする。 1型糖尿病では尿細管autophagyとIGF等についてクロト蛋白補充の腎保護機序として評価し、ヒト近位尿細管細胞を用いてsirtuinとクロトの関係を精査する。 膜性腎症では糸球体炎症とTGFβ等についてクロト蛋白補充の腎保護効果機序として精査すると共に、免疫、特に制御性T細胞に対する影響を検討する。更に、ポドサイトを用いてクロトとネフリンの関係について評価する。
|
研究実績の概要 |
培養液の電解質濃度を変えてHuman embryonic kidney 293 cell (HEK293細胞)の培養を行った。コントロール群、高Na群、高Cl群で比較検討を行った。 培養液中のNa濃度を増やすと、8-ヒドロキシーデオキシグアノシンの増加とともにWnt1とWnt3の発現亢進が見られた。内因性のクロト発現をsiRNAで抑制すると両者とも更に上昇した。 しかし、培養液中のCl濃度を増加させても、8-ヒドロキシーデオキシグアノシンもWntの発現も変化しなかった。内因性のクロト発現をsiRNAで抑制しても両者に有意な変化は認めなかった。 これらの結果から食塩負荷ではClでなくNaが酸化ストレスの増加に関与していることが示唆された。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
一時的にコロナ感染流行のため大学が動物実験室への立ち入りを禁止した。 現在は解除されているが、閉鎖の時期に滞った研究がたまっており、動物実験室が非常に混雑している。そのため一回に大量の動物を飼育し実験に供することが困難である。
|
今後の研究の推進方策 |
今後、順を待って実験を施行していく。
|