研究課題
基盤研究(C)
本研究では主に、マウスにHIF2阻害薬を投与することによって、1.腎臓のエリスロポエチン (EPO) 産生誘導に与える影響、2.HIF2が腎IRIの病態に与える影響、3.HIF2がDKDモデルにもたらす病態修飾、4.SGLT2阻害薬の腎保護効果におけるHIF2の役割、を検討する。 これらの検討によって、HIF2アイソフォームを介する低酸素シグナルの活性調節がIRIおよびDKDの病態に及ぼす影響が総合的に評価できる。得られる知見は腎疾患の病態解明に寄与するのみならず、新規予防法・治療法の確立にも直接繋がる可能性を有し、医学・薬学のみならず、国民の健康推進に幅広く貢献できる。