研究課題
基盤研究(C)
本研究は、糸球体係蹄内に血栓を生じさせるマウスモデルを用いて、主にポドサイト由来PAI-1に着目して血栓の形成機序について検討を行う。ポドサイト特異的ナトリウム利尿ペプチド受容体A(GC-A)&p38 MAPKノックアウトマウスに片腎摘、高食塩、アルドステロン負荷を行うと糸球体係蹄内血栓を生じることを見出してきた。このマウス糸球体をマイクロアレイで解析しPAI-1が上昇することを見出し、PAI-1中和抗体や阻害薬投与による糸球体係蹄内血栓を含む糸球体病変の変化を検討する。また培養ポドサイトと培養糸球体内皮細胞を用いることにより、PAI-1を含む分泌因子の機能解析を行う。