研究課題
基盤研究(C)
日本人の腎糸球体数(ネフロン数)は最近の剖検例での検証により片側 66万個程度と少なめであり、高血圧症・糖尿病など生活習慣病などによるネフロン喪失で腎不全が進行するリスクが高いことが知られている。また早産などの影響でネフロン発生が未熟なまま出生した胎児は将来腎不全を発症しやすく、生活習慣病の合併により、腎不全罹患リスクは増大する。本申請研究では、遺伝子組み換えマウスを用いたネフロン数が少ない“低ネフロンナンバーマウスモデル”を用いることにより、低ネフロン状態による血圧を含めた生理的パラメーター、腎機能の変化、 そして病理学的変化を検証し、さらには次世代への影響を検証する。