研究課題
基盤研究(C)
2011年以降、進行期メラノーマに対する免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬が承認され、進行期メラノーマに対する免疫療法の効果が示されてきた。これら薬剤の登場により進行期メラノーマ患者の予後は改善されてきているが、その効果は十分とは言えず無効例に対する新たな治療戦略の開発が望まれている。我々は、新規免疫細胞療法としてiPS細胞をソースとし、遺伝子改変により免疫調整機能を持たせたiPS細胞由来ミエロイドライン(iPS-ML)を用いた治療戦略を提案する。本研究において、マウスメラノーマモデルを用いて遺伝子改変iPS-MLの有効性及び安全性、並びに腫瘍抑制効果のメカニズムについて検討を行う。