研究課題
基盤研究(C)
近年、真皮線維芽細胞には少なくとも3-4種類の亜種が存在することが分かってきている。また、「傷跡を残しやすい線維芽細胞種」と「傷跡を残しにくい線維芽細胞種」という、異なる系譜由来の線維芽細胞がいることも報告されてきている。しかし、線維芽細胞のどの亜種が傷跡を残しやすい線維芽細胞にあたるのか、詳しくは解明されていない。本研究では、私たちのこれまでの研究成果から「傷跡が残りやすくなるマウス」を利用して、真皮細胞のシングルセルRNA-seq解析を行い、瘢痕を残しやすい線維芽細胞の亜種を明らかにすることを目的とする。これにより、瘢痕形成メカニズムの解明につながることが期待される。