研究課題
基盤研究(C)
全身性強皮症は、皮膚および内臓臓器の線維化、血管異常、免疫異常を特徴とする原因不明の自己免疫性疾患である。免疫異常はTh17細胞の増加・活性化と制御性T細胞の抑制によって起こると推測されているが、十分には解明されていない。そこでブレオマイシン誘導強皮症モデルマウスに蠕虫(寄生虫)を感染させて制御性T細胞を活性化させ、Th17細胞と制御性T細胞のバランス変化による皮膚線維化への影響を検討する。また、蠕虫を感染させた強皮症モデルマウス及び強皮症患者の腸内細菌叢の解析を行い、腸内細菌叢の変化と皮膚線維化の関連を明らかにする。