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無菌性膿疱形成メカニズムにおけるS1P受容体を介した脂質メディエーターの役割

研究課題

研究課題/領域番号 23K07768
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

八束 和樹  愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (30844766)

研究分担者 村上 正基  愛媛大学, 医学系研究科, 特任教授 (20278302)
森 秀樹  愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (60325389)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード無菌性膿疱 / 掌蹠膿疱症 / 乾癬 / S1P / S1P受容体 / 膿疱性乾癬 / 尋常性乾癬
研究開始時の研究の概要

無菌性膿疱の形成を特徴とする皮膚疾患として、掌蹠膿疱症、膿疱性乾癬、尋常性乾癬などが挙げられる。臨床的には一見同様に見える無菌性膿疱ではあるが、表皮内への好中球遊走・集簇メカニズムは、大きく異なる可能性がある。現時点で共通する病態関連因子として、Th17関連サイトカインの挙動が示されているが、その他未知の制御因子が複数存在する可能性が高い。本研究では、その1候補として、近年ヒト表皮角化細胞でも発現の確認されたSphingosine 1-phosphate (S1P)及びその受容体の関与を明らかにする。これにより、各疾患の治療オプションに新しい展開をもたらすことが期待される。

研究実績の概要

本研究の目的は、無菌性膿疱を伴う皮膚疾患の病態解析において、新規病態関連因子の1候補として、近年ヒト表皮角化細胞でも発現の確認されている脂質メディエーターであるSphingosine 1-phosphate (S1P)及びその受容体に着目し、各種疾患の病変部組織あるいはヒト表皮角化細胞を用いた模倣実験モデルにおける細胞内外の動態に関する解析を行うことである。
本研究の予備実験として行っていた掌蹠膿疱症病変部組織を用いた数例のS1PR2免疫染色プロトコールをもとに、S1PR1、S1PR2、SPHK1、SPHK2の発現に関して、種々のプロトコールにて掌蹠膿疱症、膿疱性乾癬・膿疱化尋常性乾癬での検討を現在進めている。また、膿疱を立体的にとらえるため近年、研究代表者らが開発した、二光子励起顕微鏡及び新規蛍光染色法による三次元イメージングにて追加観察を行い、その違いについても検討を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

S1PR2の予備実験に加えて、S1PR1、SPHK1、SPHK2の検討にも着手し、疾患数も広げて検討を進めるため、使用抗体別の最適プトロコールの検討や、各疾患における適切な解析病期の検討などにやや時間を要したため。

今後の研究の推進方策

病変部組織を用いた免疫染色による検討をさらに進め、それと並行して培養細胞(表皮角化細胞、汗腺細胞)あるいは三次元培養表皮を用いた刺激実験についても計画通りに着手していく。二光子励起顕微鏡及び新規蛍光染色法による三次元イメージングに関しても、各疾患のサンプル数を増やして検討を進めていく計画である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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