研究課題
基盤研究(C)
本研究においては、感染や炎症時における造血細胞死誘導にPRC1.1 がどのような生理的役割を果たすのかを明らかにし、炎症性細胞死を制御するエピジェネティック機構を理解すること、炎症性細胞死の制御不全が造血維持に与える影響、特にMDSの無効造血などの表現型の発現と病態の進行に果たす役割をモデルマウスの解析により明らかにすることを目的とする。これまでにポリコーム群複合体による炎症性細胞死制御に関しては全く不明であり本研究はポリコーム因子の新たな機能を提示するものと考えられる。また、本研究の成果は炎症を基盤としたMDSなどの疾患発症の理解と治療法開発につながることが期待される。