研究課題
基盤研究(C)
0.003%~1%の少数の発作性夜間ヘモグロビン尿症型顆粒球集団(PNH-GP)は、免疫病態による造血不全のマーカーと考えられている。一方、0.0001%~0.002%の極微少(miniscule)のPNH-GP(miniPNH-GP)は、免疫抑制療法が効かなかったPNH-GP陰性の再生不良性貧血症例(AA)でも検出されることから、miniPNH-GPの存在は、免疫病態が関与しない造血不全のマーカーである可能性が示唆される。そこで本研究では、多数のPNH-GP陰性AA例を対象として、miniPNH-GPと治療反応性との関係を前向きに検討する。