研究課題/領域番号 |
23K07823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
奥山 一生 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 研究員 (60712750)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Runx転写因子 / 分子間相互作用解析 / BioID法 / タンパク質間相互作用 / 血液細胞分化 / 転写制御 |
研究開始時の研究の概要 |
Runx転写因子は正常な血液細胞分化を支持するために重要なタンパク質である。白血病などの血液がんではRunxの変異が多数報告されており、その機能を正しく理解することは生物学に限らず医学的にも重要である。哺乳類のRunx転写因子にはRunx1、Runx2、Runx3があり、血液細胞では特にRunx1とRunx3が重要である。これらはいくつかの異なった機能を有するが、その違いがどのように生まれるのかは不明である。タンパク質の機能はしばしば他のタンパク質との相互作用によって正しく発揮される。本研究ではRunx1とRunx3に相互作用するタンパク質を明らかにすることで、その機能を正しく理解したい。
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研究実績の概要 |
Runx転写因子はαサブユニットとCbfbで構成されるヘテロ二量体である。哺乳類ではRunx1、2、3のαサブユニットが存在するが、その機能的差異は不明である。血液細胞分化に重要なRunx1およびRunx3の機能解析を行うために、BioID法を用いた分子間相互作用解析を行うことを計画した。そのために当初Runx3-AirIDノックインマウスを作製する予定であったが、所属研究室においてRosa26領域よりscFv-AirIDを発現するマウス系統を樹立し、その有効性が確認できたことから、GCN4付加Runx1、Runx3を発現するマウスを作製することを計画した。GCN4はscFvの特異的な抗原であり、GCN4を標的タンパク質に付加することで、GCN4/scFv反応を介してAirIDを標的タンパク質に動員することができる。当該年度では、Runx1-GCN4マウス系統を樹立し、すでに樹立していたRunx1-AirIDマウスと共に表現型解析を行った。その結果いずれのマウスも生存・生殖が可能であり、ヘテロ個体では胸腺内T細胞分化についても概ね正常であることが分かった。Runx3-GCN4マウスを作製するために、ガイドRNA、ドナーDNAの設計を行い、受精卵でのゲノム編集を実施したが、ノックイン個体が得られなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
Runx3-GCN4マウスの作製において、ゲノム編集によるノックイン個体が得られなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
Runx3-GCN4マウス系統を樹立するために、再度受精卵を用いてのゲノム編集を行う。
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