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ダウン症造血幹細胞の機能障害とクローン性造血機序の解析

研究課題

研究課題/領域番号 23K07838
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

森井 真理子  熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特別研究員(RPD) (50806437)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードダウン症候群 / 血液 / 造血幹細胞 / ダウン症 / モデルマウス
研究開始時の研究の概要

ダウン症は、ヒト21番染色体が3本(トリソミー)になることで生じる症候群であり、約800人の新生児に一人と最も高頻度に生じる遺伝病である。近年では外科手術の進歩や治療成績の向上によってダウン症患者の平均寿命が著しく改善された。それに伴い、若年期以降の様々な健康問題や、一部の臓器の顕著な早期老化が指摘されている。本研究ではダウン症モデルマウスを活用し、ダウン症造血幹細胞の機能障害とクローン性造血機序の解析を通して、ダウン症における早期老化を理解することを目指す。

研究実績の概要

ダウン症は、ヒト21番染色体が3本(トリソミー)になることで生じる症候群であり、約800人の新生児に一人と最も高頻度に生じる遺伝病である。ダウン症患者はその心疾患合併症により以前は短命であったが、外科手術の進歩や治療成績の向上によって平均寿命が著しく延長した。しかしそれに伴い、若年期以降の様々な健康問題が明らかになり、一部の臓器の顕著な早期老化が指摘されている。非ダウン症における血液の老化現象の一つとして、遺伝子変異などを獲得した造血幹細胞が増殖優位性を獲得するクローン性造血の増加が知られている。ダウン症においては若年期にクローン性造血が見られることが報告されたものの、そのメカニズムはわかっていない。本研究においては、近年樹立されたダウン症モデルマウスを用いて生体レベルでの表現型解析と転写ネットワーク制御解析を行うことで、ダウン症造血幹細胞の機能障害とクローン性造血の解明を目指す。本年度は、主にモデルマウスを用いた表現系解析と、造血幹細胞を用いた遺伝子発現解析等を実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

表現系解析のためのマウスモデルを用いた個体解析や移植系の解析結果が十分に集まってきた。また、トランスクリプトーム解析だけでなく、エピジェネティクス解析についてもサンプリングが順調に行えたため、既にシークエンス結果を得ており、当初の研究計画以上に進んでいる。

今後の研究の推進方策

生体レベルでの表現系については、これまで得られた結果を包括的に解析しまとめていく。また、遺伝子発現やヒストン修飾についてシークエンス結果を詳細に解析することで、ダウン症造血幹細胞における転写ネットワーク制御機構を明らかにする。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ダウン症候群における造血幹細胞の機能障害と早期老化の分子基盤解析2023

    • 著者名/発表者名
      森井 真理子, 飯盛 美穂子, 平山 真弓, 濱嶋 愛, 白 潔, 久保田 翔, 香月 康宏, 指田 吾郎
    • 学会等名
      第85回日本血液学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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