研究課題
基盤研究(C)
定常状態で末梢組織に認められる組織常在マクロファージは、胎生期の卵黄嚢に起源をもち、自己増殖しながら生涯にわたって末梢組織に常駐し、死細胞除去や免疫応答に関わっている。本研究課題では、他の血液系譜には認められないその自己複製能について、まず組織滞在マクロファージの細胞動態を調査し、その分子機構を解明することを目的としている。また、自己複製機構の破綻時にマウス個体にどのような影響が及ぶかも精査する。