研究課題
基盤研究(C)
予後不良AML は5年生存率が20%前後であり、新規分子標的薬の開発が期待される。私は、脂質代謝を司る転写因子SREBF1がAMLの発症に必須であり、且つ発現亢進するとAMLを予後不良化する事を見出した。SREBF1は、コレステロール代謝を促進する事によって、予後不良AML発症に関与する。おそらく、SREBF1はコレステロール代謝を亢進する事によって、シグナル伝達の場であるlipid raftを活性化していると考えている。SREBF1をノックダウン、又は強制発現したAML細胞の網羅的発現解析などを行い、SREBF1がコレステロール代謝を介して予後不良AMLの発症を促進するメカニズムを解明する。