研究課題
基盤研究(C)
川崎病は、乳幼児に好発する全身性血管炎を特徴とする疾患であるが、発症機序は不明である。本研究では、自然免疫系、特に好中球細胞外トラップに焦点を当て、患者検体およびマウスモデルを用いて、川崎病の病態解明および高用量免疫グロブリン療法不応例に対する新規治療法の開発を目指す。さらに、免疫制御や血管内皮機能に重要な役割を果たしているスフィンゴ脂質代謝に着目し、川崎病血管炎との関連性について検討する。