研究課題
基盤研究(C)
関節リウマチや皮膚筋炎、強皮症など種々の膠原病に合併する間質性肺炎は難治性病態として知られてきた。しかし、近年炎症と線維化の関連が示されてきたことより、免疫抑制治療と抗線維化治療を病態に応じて使用する治療指針が提案されている。しかし、細胞性/炎症性病態(免疫病態)の反映に適したバイオマーカーは無く、免疫抑制治療の使用判断は重要な課題である。本研究は病態に基づく膠原病合併間質性肺炎治療に必要な免疫病態を反映するマーカーとして、プログラム細胞死アポトーシスの過程で切断された上皮細胞特異的サイトケラチン18を特異的に認識する抗体を用いて、血清断片化サイトケラチン18値が有用であることを示す。