研究課題
基盤研究(C)
我々は2021年から、すべてのSLE患者のすべての外来受診時に寛解(DORIS寛解)、低疾患活動性(LLDAS)を評価しデータベースに登録していくシステムを立ち上げ、さらにすべての外来受診時の採血時に血漿、末梢血単核球(PBMC)、全血RNAを保存することを開始している。本研究では全血のRNA-Seqデータを用い個々の患者の末梢血遺伝子発現から、DORIS寛解状態にある個々の患者の分子的な評価を行い、分子的寛解といえる状態の程度・頻度を調べ、さらには再燃との関連や血清学的な活動性指標(低補体や抗DNA抗体)との関連、グルココルチコイド減量との関連を解析する。