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IgE架橋を近接ライゲーションアッセイで捉える高感度セルフリーアレルギー試験の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K07896
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関帝京平成大学

研究代表者

秋山 晴代  帝京平成大学, 薬学部, 准教授 (50420229)

研究分担者 栗坂 知里  帝京平成大学, 薬学部, 助教 (00846785)
中村 亮介  国立医薬品食品衛生研究所, 医薬安全科学部, 室長 (50333357)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードEXiLE法 / 架橋 / FcεRI / 近接ライゲーションアッセイ / セルフリー / IgE架橋
研究開始時の研究の概要

EXiLE法は高感度にIgEの架橋活性を評価できる画期的な試験法であるが、細胞障害性のある検体を調べることが難しいという欠点がある。そこで本研究では、細胞障害性を克服した上でIgEの架橋活性を評価しうる、セルフリー型高感度アレルギー試験法の開発を目指す。
具体的には、2種類のOligo DNAプローブ融合FcεRI α鎖を作製し、近接ライゲーションアッセイ法を利用してセルフリー条件下IgEと抗原結合により導かれるFcεRIの架橋を、ローリングサークル増幅で得られる環状DNA量をリアルタイムPCR法で評価する、新しいアレルギー試験系を開発する。

研究実績の概要

アレルギー試験法EXiLE法は、ヒトの高親和性IgE受容体(FcεRI)を発現させた培養マスト細胞株を、アレルギー患者血清(IgE)で感作し、抗原添加後の細胞の活性化をルシフェラーゼアッセイにより検出する手法で、高感度にIgEの架橋活性を評価できる画期的な試験法である。しかし一方で、EXiLE法には一部の血清や抗原が細胞障害性を示し正確な測定が出来ない場合があることを見出している。そこで本研究では、細胞障害性を克服した上で架橋活性を評価しうる、セルフリー型高感度アレルギー試験法の開発を目指す。具体的には、2種類のOligo DNAプローブ融合FcεRI α鎖を作製し、近接ライゲーションアッセイ法を利用してセルフリー条件下IgEと抗原結合により導かれるFcεRIの架橋を、ローリングサークル増幅で得られる環状DNA量をリアルタイムPCR法で評価する、新しいアレルギー試験系を開発する。
令和5年度は、セルフリーEXiLE法の材料作製にあたり基本方針を立案した。まずヒトFcεRI α鎖の細胞外ドメインまでを可溶化した状態で発現させ、そのC末端にオリゴヌクレオチドプローブを結合させることにした。FcεRI α鎖の細胞外ドメインにリジンを結合させた配列をデザインし、FcεRI α-ECK配列を作製した。次年度は、pcDNA3.1(+)ベクターに上記インサート配列を挿入し、動物細胞タンパク質合成システムによりリコンビナントタンパク質を調製する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

消耗品が入手困難であったこと、さらに突発的な検査業務が入ったことにより、研究時間が大幅に減少したため、当初の予定どおりに検討が進まなかった。

今後の研究の推進方策

次年度は、pcDNA3.1(+)ベクターにFcεRI α-ECK配列を挿入し、動物細胞タンパク質合成システムによりリコンビナントタンパク質を調製する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 学会発表 (4件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 唾液を用いたin vitroアレルギー検査法の開発2024

    • 著者名/発表者名
      秋山晴代、栗坂知里、小川裕子、大橋知子、皆川範亨、原田佳英、渡部明日香、池本守、中村亮介、矢ノ下良平
    • 学会等名
      日本薬学会第144年会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] スギ花粉SLITの治療奏効性とEXiLE応答のEC50との相関性について2024

    • 著者名/発表者名
      栗坂 知里、菅原 健、蛯名 梨音、齊藤 美優、中村 亮介、土井 雅津代、秋山 晴代
    • 学会等名
      日本薬学会第144年会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] ヒトIgE架橋活性で評価する環境中アレルギー増悪物質のハイスループットスクリーニング法の開発2023

    • 著者名/発表者名
      秋山晴代、栗坂知里、渡部明日香、大橋知子、原田佳英、中村亮介
    • 学会等名
      第30回日本免疫毒性学会学術年会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] EXiLE法を用いたスギ花粉舌下免疫療法における抗IgE因子の評価2023

    • 著者名/発表者名
      栗坂知里、菅原健、中村亮介、土井雅津代、秋山晴代
    • 学会等名
      第72回日本アレルギー学会学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] IgEの架橋活性を指標とする 新規アレルギー試験法の開発

    • URL

      https://www.thu.ac.jp/innovations/innovations-001

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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