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PD-1/PD-L1経路に着目した関節リウマチ発症メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K07911
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

岡本 祐子  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (30723043)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード関節リウマチ / Pre-clinical RA / PD-1/PD-L1 / T細胞
研究開始時の研究の概要

関節リウマチ(RA)患者の予後は飛躍的に改善したが、一旦発症した関節炎を治癒させることはできないため、研究の焦点は発症予防に移行しつつある。抗CCP抗体は関節炎/RA発症5年以上前から血中に認められ、発症に向けて上昇することから、関節炎のない抗CCP抗体陽性者は、将来のRA発症ハイリスク者として同定される。本研究では、RA発症ハイリスク者の末梢血において、自己抗体産生に重要な役割を果たすT細胞リンパ球分画と、PD-1など免疫細胞の機能をコントロールする分子の発現を経時的に解析し、RA発症に関与する個体免疫異常の解明を目指す。

研究実績の概要

抗CCP (cyclic citrullinated peptide) 抗体は関節リウマチ(RA)患者の末梢血中に認められる自己抗体である。疫学研究により抗CCP抗体は、関節炎発症5年以上前から末梢血中に認められ、発症に向けて抗体価の上昇やエピトープ拡散 (epitope spreading)が進むことが明らかにされた。本研究代表者は、抗CCP抗体陽性だが関節炎のない将来RA発症リスクが高い個体(at-risk者)の末梢血において、免疫応答を調整するPD-1が高発現し、自己抗体産生に重要な役割を果たす循環末梢ヘルパーT細胞が増加していることを見出した。本研究では、At-risk者のRA発症前後の、末梢血免疫細胞における機能分子発現(PD-1/PD-L1)やその可溶性分子を解析し、口腔・糞便細菌叢との関連、遺伝背景による差異を明らかにすることで、RA発症に関与する個体免疫異常の解明を目的とする。2023年度は、活性化した免疫細胞が分泌する可溶性PD-1を測定し、同分子がat-risk者とRA患者の末梢血中で上昇していることを見出した。同コホートの末梢血免疫細胞を解析し、PD-1およびPD-L1の解析を実施中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

患者検体の収集、測定が予定通り進捗しているため。

今後の研究の推進方策

本年度も患者検体収集を継続し、並行して末梢血免疫細胞のマスサイトメトリーによる解析を実施する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 抗 CCP 抗体陽性関節リウマチ発症ハイリスク者における、自己抗体と関節リウマチ発症の関連の前向き検討2023

    • 著者名/発表者名
      本山亮, 岡本祐子, 中村昌平, 勝又康弘, 針谷正祥
    • 学会等名
      第 67 回日本リウマチ学会総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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