研究課題
基盤研究(C)
全身性強皮症(SSc)は血管内皮障害、皮膚や内臓諸臓器の線維化、及び自己抗体産生など免疫異常を特徴とする疾患である。血管内皮細胞(EC)の損傷とそれに続く血管内皮前駆細胞(EPC)の機能障害による血管修復不全が、SScの病態の基礎となっている。本研究では、末梢血EPCの遺伝子発現及び細胞表面マーカー解析を行うことで、複数存在すると考えられるEPCのサブセット分類を行い、線維化病態に関連するSSc特異的EPCサブセットを同定し、病変局所への誘導機構を解明することを目的とする。