研究課題
基盤研究(C)
USA300 cloneと呼ばれる遺伝子型のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は病原性が高く、薬剤耐性菌であるため難治性皮膚感染症を引き起こす。USA300 cloneの蔓延と病院内への流入を阻止するためには、市中の医療機関において本菌による感染症を迅速に診断し、適切な治療や感染対策を早期に実施する必要がある。そこで本研究では、USA300 cloneに特異的なバイオマーカーを解明し、マイクロ流路PCRを応用した感染症の迅速診断システムを開発する。さらに、実際の臨床検体を用いて、開発した検査システムの実用性を評価する。