研究課題
基盤研究(C)
ヒトの呼吸器は、時間的・空間的に共循環するウイルス群集の感染場所であり、生態学的ニッチとして捉えることができる。様々なウイルスが呼吸器というニッチを共有することで、ウイルス間の相互作用が促進され、異なるウイルス間の動態が連動することが示唆される。近年、申請者らは生理的環境を再現する気相液相界面気相液相界面(ALI)培養法によるin vitro気道上皮培養モデルにおいて、呼吸器感染症を引き起こす様々なウイルスが感染・増殖できることを確認した。そこで本研究では、ALI培養法によるin vitro気道上皮培養モデルを用い、呼吸器感染症におけるウイルス-ウイルス間相互作用の効果・メカニズムを解析する。