研究課題
基盤研究(C)
内分泌や自律神経の調節を担う視床下部は、胎生期に第3脳室近傍で生じ神経細胞へ分化しながら、同種の細胞が領域化して多様な神経核群を形成する。この各神経核領域がそれぞれ機能的な神経ネットワークを構築していくには、神経細胞の移動やその際に起こりうる 周辺細胞との接触・相互作用が不可欠であるにも関わらず、どの様な細胞の形態や動きが領域が細分化されていくのに関わっているのか、未だ不明な点が多い。本研究では、この問を明らかにする為、細胞-細胞間の時空間的関係性をマウス胎仔期の頭部全体を輪切りにした 三次元ライブ観察法を用い解明していく。