研究課題
基盤研究(C)
申請者らはこれまで、代謝ストレス下の膵β細胞ではHIF1α/PFKFB3経路の活性化に伴い、細胞内代謝が解糖系へとシフトすることを示してきた。本研究課題における学術的「問い」は、膵β細胞において種々のストレスにより誘導されるPFKFB3を介した解糖系への細胞内代謝変化の、生理学的意義は何であるのかを明らかとすることである。更には腫瘍性に増殖した膵β細胞(膵神経内分泌腫瘍)におけるPFKFB3の発現の有無・程度を明らかとし、PFKFB3を修飾する介入が膵β細胞の運命にどのような影響を及ぼすのかという点である。これらの課題を、モデルマウスや細胞株を用いて明らかとしていく。