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メモリーT細胞を用いた乳癌の新規治療戦略:免疫記憶を規定する因子の同定と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 23K08033
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

遠山 竜也  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30315882)

研究分担者 森田 明理  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30264732)
鰐渕 友美  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (20566228)
浅野 倫子  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70624427)
寺田 満雄  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70847441)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード乳癌 / 免疫
研究開始時の研究の概要

本研究では、免疫記憶の視点を取り入れた新しいホルモン療法の治療戦略の確立を目指し、以下の2点に取り組む。
1.ホルモン療法の効果と免疫記憶形成との関連性の検討
2.免疫記憶が形成されやすい腫瘍環境を規定するバイオマーカーの同定
本研究の成果により、ホルモン療法の有効性を高い精度で予見できれば、乳がんホルモン療法に対する新しい治療選択の礎となり、増加の一途をたどっている乳がんの治療成績の向上に大きく寄与することが期待される。

研究実績の概要

女性ホルモンは、生体内において免疫応答に抑制的に働いていることが最近報告された。申請者はこれまでに、乳がん患者において、ホルモン療法により免疫記憶にかかわるメモリーT細胞が血中で増加していることを見出した。この成果を踏まえて、乳がんに対するホルモン療法の効果に免疫記憶が深くかかわっていると考察した。本研究では、免疫記憶の視点を取り入れた新しいホルモン療法の治療戦略の確立を目指し、ホルモン療法の効果と免疫記憶形成との関連性を検討し、次に、免疫記憶が形成されやすい腫瘍環境を規定するバイオマーカーの同定に取り組む。初年度は、術前ホルモン療法を施行した患者の臨床検体を用いて、微小組織免疫多重染色解析システムを用いた解析とマスサイトメトリーによる解析(CyTOF解析)を行う予定であったがまだ結果が得られてない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当初の予定は、治療前後の乳がん組織を用いて、腫瘍組織浸潤リンパ球(TIL)を対象に多重免疫染色を行うとともに、治療前後の末梢血単核細胞を用いて、リンパ球マーカーを中心にマスサイトメータ―による解析(CyTOF解析)し、さらに、微小組織免疫多重染色解析システムを用いた解析にて同定した「メモリー形成群」と「メモリー非形成群」を末梢血でも検出できることを確認する予定であったが、現在その条件設定に時間を要しており実験が遅れている。

今後の研究の推進方策

当初の実験計画に沿って、治療前後の乳がん組織を用いて、腫瘍組織浸潤リンパ球(TIL)を対象に多重免疫染色を行うとともに、治療前後の末梢血単核細胞を用いて、リンパ球マーカーを中心にマスサイトメータ―による解析(CyTOF解析)し、さらに、微小組織免疫多重染色解析システムを用いた解析にて同定した「メモリー形成群」と「メモリー非形成群」を末梢血でも検出できることを確認する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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