研究課題/領域番号 |
23K08063
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(がんセンター局ゲノム解析センター) |
研究代表者 |
飯室 勇二 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(がんセンター局ゲノム解析センター), ゲノム解析センター, 研究員 (30252018)
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研究分担者 |
弘津 陽介 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(がんセンター局ゲノム解析センター), ゲノム解析センター, チーフ研究員 (10793838)
河野 寛 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任准教授 (40322127)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / 遺伝子解析 / 脾機能亢進症 |
研究開始時の研究の概要 |
ウイルス肝炎治療が進歩した一方、肝炎治療後も遺残する門脈圧亢進や脾機能亢進、さら にはその後の肝発癌が、残された課題として重要です。 今回の研究では、近年の肝癌研究において注目されている、腫瘍微小環境(TME)に焦点を絞り、脾機能亢進を伴う肝病態におけるマクロファージ、線維芽細胞、T細胞、樹状細胞などの肝非実質細胞の動態を解析し、肝発癌・進展における腫瘍免疫微小環境(TIME)の関与を、次世代シークエンサーおよび免疫染色などの技術を駆使し、肝脾臓器相関の視点から解明することを目的としています。
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研究実績の概要 |
門脈圧亢進を伴う肝硬変患者において、腫大線維化した脾臓が肝線維化のみならず、肝発癌および癌進展にどのように関与しているかを解明することを目的として、研究を開始した。 まず、肝癌発症肝硬変症例における癌細胞遺伝子変異および腫瘍免疫微小環境の検討を目的に、ヒト肝癌組織および肝癌周囲組織を用いた肝癌ゲノム解析とトランスクリプトーム解析を行った。脾腫合併症例と非合併症例との比較では、肝癌ゲノム解析では現在のところ明らかな差は認められていない状況であり、トランスクリプトーム解析は進行中である。 検体数がまだ少ないため、次年度も引き続き、検討を続けていく。また、トランスクリプトーム解析の結果解釈の検討を引き続き行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
トランスクリプトーム解析およびその解釈に時間を要しているため、解析症例数がまだ少ない状態である。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き検討症例数を増やして、解析結果を集積する予定である。
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