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生体吸収性素材による再生血管のin vivoモニタリング法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23K08099
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

松村 剛毅  東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (20297469)

研究分担者 西中 知博  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (00256570)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード再生血管 / 生体吸収性人工血管 / 先天性心疾患 / 動物実験 / 評価 / 生体吸収性素材 / モニタリング / 再生医工学
研究開始時の研究の概要

生体吸収性ポリマーにより再生血管を作成する技術は確立できたが、組織の形成過程において再生血管は形態を変化させつつ正常組織に再生していくという特徴を持つ。その形態が果たして妥当なものなのか否やは侵襲的検査であるカテーテルによる圧較差の測定が必要となる。より低侵襲に検査ができるCTやMRIは形態診断しかできず、流速を計算させることにより圧較差の有無は示せるが、再生血管の経時的変化による改善(悪化)や妥当性を示すには比較が難しい場合がある。そこで、下大静脈での置換モデルでは肝臓にうっ血を来しうることを利用し、再生血管の径や断面積を評価系のパラメータとともに圧較差を推定しうる評価系を考案する。

研究実績の概要

国立循環器病研究センター研究所にて生体吸収性人工血管を実験動物の下大静脈に埋稙する実験を2回、カテーテル検査および造影CT検査をそれぞれ4回施行した。また、急死した1例に関しては、病理解剖を行い、原因の検索を行った。
埋植実験後の再生血管の圧格差は、これまでの実験と同様に妥当な範囲であり、埋植に伴う有害事象は認められなかった。これまでに開発した再生血管の評価指標であるHV-indexという指標が3D-CTで撮像した画像をもとに解析しても適応可能か、を検証しているが画像の解析方法の標準化には至っておらず、今後も最適な評価方法を検討していく予定である。その上で、従来のHV-indexへの適応具合を検証し、新たな指標を提案する予定である。
改良型の生体吸収性人工血管の作製方法も同時に行っており、作製方法の標準化を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実験動物の原因不明死により、1頭分を失ってしまった。

今後の研究の推進方策

引き続き、国立循環器病研究センター研究所にて生体吸収性人工血管を実験動物の下大静脈に埋稙し、その後の経過観察を行う。埋稙後、3,6,12ヶ月に於いてカテーテル検査および造影CTを施行し、再生血管の形態、圧格差のデータの集積を行っている。また、それぞれの検査間のデータの比較を行い、評価方法の妥当性を検証する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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