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抗癌剤耐性膵癌におけるGirdinの機能解析と新規治療薬への応用

研究課題

研究課題/領域番号 23K08138
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

林 祐一  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (60811726)

研究分担者 松尾 洋一  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40381800)
今藤 裕之  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (80790641)
村瀬 寛倫  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (90912585)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード膵癌 / 抗癌剤耐性 / Girdin / ゲムシタビン / PI3K/Aktシグナル / スクテラリン
研究開始時の研究の概要

ゲムシタビン(GEM)は膵癌化学療法の代表的薬剤の一つであるが,耐性獲得は臨床的に重要な問題である.抗癌剤耐性の獲得機序は不明であり,その解明および耐性克服は喫緊の課題である.一方,Aktの基質であるGirdinは一部の癌腫の進展に関与している.我々はGirdinが膵癌進展に重要なタンパクであることを見出した.さらに,GEM耐性膵癌細胞株を樹立し,その網羅的遺伝子解析により耐性株でGirdinの発現が亢進している事実を発見した.本研究では,GEM耐性獲得に対するGirdinの関与に着目し,GEM耐性株における機能解析によりGirdin発現とGEM耐性獲得の関連性について検討する.

研究実績の概要

2023年度は,当院で樹立したゲムシタビン耐性膵癌細胞株(以下,GEM耐性株)(MIA PaCa-2,AsPC-1)に対する細胞実験をおこなった.まず,凍結保存GEM耐性株の培養を再開し,これらに対して各GEM濃度によるProliferation assayをおこない,GEM耐性能が保持されていることを確認した.結果として,MIA PaCa-2についてはGEM 1μMにおいて耐性化を認めた.一方で,10μM以上では濃度に応じて増殖率は低下傾向を認めた.AsPC-1では,GEMのいずれの濃度(1~100μM)においても耐性化を認めた.以降の実験におけるGEM濃度を1μMで設定した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

凍結GEM耐性膵癌細胞株を複数培養し,GEM耐性能について検証を重ねた.今後のGEM濃度の設定のため時間を要した.

今後の研究の推進方策

GEM耐性株におけるGirdinの発現をmRNAおよびタンパクレベルで検証する.GEM耐性株における,DCK(deoxycytidine kinase)をはじめとする,各細胞内シグナルの発現変化についてWestern blottingにて検証する.

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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