研究課題
基盤研究(C)
近年,アポリポ蛋白の1つであるアポリポ蛋白A2アイソフォーム(以下APOA2i)は早期膵癌患者において血中のAPOA2-ATQ/ATの量比が低下することが明らかとなり,早期膵癌のバイオマーカーとして注目されている.今回我々は膵切除術施行後の患者を対象として術後に血漿APOA2i濃度測定ならびに既存の膵外分泌機能検査である13C-トリオクタノイン呼気試験を行い,膵切除術式毎の膵外分泌機能障害発生率とそのリスク因子を検討する.APOA2iを新たに簡便でリアルタイムに使用出来る正確な膵切除術施行後の膵外分泌機能障害のバイオマーカーとして活用する可能性を探ることを目的とした研究を計画した..