研究課題/領域番号 |
23K08149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
赤松 延久 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (40445127)
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研究分担者 |
竹田 和由 順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (80272821)
内田 浩一郎 順天堂大学, 健康総合科学先端研究機構, 准教授 (80648329)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 肝移植 / メモリーT細胞 / 免疫抑制 |
研究開始時の研究の概要 |
移植片中のLrmT細胞の機能特性を追跡することで、免疫寛容や慢性拒絶のリスクを階層化し、個別化医療へと応用できるものと期待している。その背景として、健常人ドナーにおけるLrmT細胞の機能・遺伝子特性を同定し、正常肝臓におけるLrmT細胞の機能を確認する。脂肪肝ドナーのダイエットプログラム前後におけるLrmT細胞の機能遺伝子の推移を観察し、脂肪肝改善におけるLrmT細胞の機能変化を解明する。キメリズム解析によるドナー由来LrmT細胞の組織内寿命とレシピエント由来LrmT細胞の発生起源と分化誘導メカニズムを解明する。これらにより免疫抑制の最適化を計る。
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研究実績の概要 |
本研究は、レジデント・メモリーT細胞(Liver Resident Memory T cell: LrmT細胞)の組織内寿命や発生起源、さらには肝臓内の免疫機構の成り立ちと恒常性維持機構という根幹課題への挑戦である。これらを解明することで、肝移植後の慢性拒絶や免疫寛容など抗ドナー応答性に関する臨床的予後とLrmT細胞機能との相関が解明され、免疫抑制剤の個別化調整へと応用できることが期待される。 現在、多施設共同研究として、東京大学を主施設として倫理審査を受けている段階である。 移植手術時の肝灌流液に含まれる多量の肝内在性リンパ球と、肝生検による微少な肝組織からシングルセルを抽出する方法を検討している。効率的に採取するための、手術中の手技を確立した。関連学会に参加して、情報収集するとともに、関連する和文・英文論文を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在、多施設共同研究として、東京大学を主施設として倫理審査を受けている段階である。倫理審査が遅れていることもあり、1年目の検体採取開始が間に合わなかった。
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今後の研究の推進方策 |
倫理審査が通過ししだい、検体採取、研究そのものを開始できる体制を確立しており、今後、すみやかに研究が開始される見込みである。
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