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肝組織由来スフェロイドを用いた肝オルガノイドの開発とその微小環境分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K08159
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

丸橋 繁  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (20362725)

研究分担者 石亀 輝英  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (50583358)
清水 裕史  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70553709)
小船戸 康英  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (70583425)
佐藤 直哉  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (90622332)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード肝細胞スフェロイド / 3D培養 / 皮下移植 / 肝組織由来スフェロイド / 細胞間接着 / 3次元骨格 / 肝再生
研究開始時の研究の概要

近年、細胞分化の技術革新が進んでいるが、肝組織の培養および再生は技術的にも難しく、複雑な組織機能を有する肝再生の制御はまだ実現していない。本研究では、肝細胞とその他の支持細胞の細胞間接着を保持した肝組織由来スフェロイド(LTOS)を3次元骨格で培養することで、本来の組織機能を有する肝組織(LTOSオルガノイド)を作製する技術を開発し、さらに、LTOSオルガノイドの微小環境を分子レベルで解明し成育および生着に必要な最適化条件や細胞間相互作用を明らかにする。また、マウス及びヒト臨床材料を用いたin vivo研究で、LTOSオルガノイドの肝硬変や肝不全に対する治療法としての有効性を検討する。

研究実績の概要

本研究では、マウス肝及び臨床検体を用いた肝細胞スフェロイド;Liver tissue-originate spheroids (LTOSs)オルガノイド作製法を確立し、形態及び機能解析、また微小環境の分子機構の解明を行う。さらに、将来の臨床応用へ向けてヒト肝組織からのLTOSオルガノイド作製法を確立する。
当講座で行っている肝細胞分離の手法を応用してLTOSsを作製している。しかし、培養1日目よりViabilityの低下を認め、3日以上の培養は困難であった。原因として、回収したLTOSsに接着している死細胞の影響や、スフェロイドの生存に必要なサイトカインの不足、培養皿の種類などが考えられる。
現在は、培養皿の種類の比較、3D培養下でViabilityを維持するために必要なサイトカインである、HGF+OSM、HGF+TNF-αを添加して比較することで、より最適な培養条件を確立する実験を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

培養皿を①Cell-able (SUMITOMO BAKELITE Co., Ltd.,)から②EZSPHERE (AGC Techno Glass Co., Ltd., Tokyo, Japan)に変更し培養したところ、培養1日目のスフェロイドのViabilityは、①では約50%から20%まで低下するのに対し、②では約50%から40%に維持することができた。しかし、培養3日目になるとViabilityは10%以下に低下するため、より最適な培養条件を確立する必要がある。
また、添加するサイトカインをHGF+OSMとHGF+TNF-αの2群に限定し、比較検討している。
安定したLTOSsの培養方法が確立した後は、免疫不全マウスの皮下、肝表面などに移植し、移植片の形態評価、機能評価を行なう。また、疾患モデルマウスへの移植も検討している。

今後の研究の推進方策

研究計画書に則り、肝スフェロイドの細胞活性を維持する分離方法、培養方法の確立を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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