研究課題/領域番号 |
23K08167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小島 成浩 東京大学, 医科学研究所, 助教 (40873675)
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研究分担者 |
坪子 侑佑 国立医薬品食品衛生研究所, 医療機器部, 主任研究官 (40809399)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リンパ節検索 / 脂肪除去 / 手術 / リンパ節転移 |
研究開始時の研究の概要 |
悪性疾患のリンパ節転移に関する情報は、正確な病期診断と治療内容の決定に極めて重要である。本邦では通常、外科手術後の摘出組織のリンパ節検索は、外科医が鑷子と剪刀を用いて、目視的・触覚的に探りながら脂肪内のリンパ節を採取する。しかし、リンパ節の同定は個人の判断に依存するため、主観的判断や技術差の影響は避けられない。また、処理には外科医の多くの労力と時間を要し、外科医減少と過重労働の点で無視できない問題である。リンパ節検索工程を最適化することで、医師の作業を省略・補助し、見落としや感染組織への暴露事故の低減が期待できると考えられ、本研究は効率的なリンパ節検索技術を確立することを目的とする。
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研究実績の概要 |
2023年度(1年目)の本研究の実施予定内容は、患者の摘出腸間膜の破棄部分を用いて、適切な薬剤選択および超音波照射・撹拌条件の検討を行うことであった。患者検体を使用する臨床研究であるため、新たに東京大学医科学研究所内の倫理審査を受ける必要があるため準備を進め、2023年6月15日に令和5年度第3回倫理審査委員会を経て条件付き承認となっていた。並行して、今までの実験において、安定した酵素反応を達成するために超音波槽内の温度管理が重要であるため、実験用機器に恒温装置を導入し実験開始に向けた準備を行った。 しかし、研究責任者の一身上の都合による異動が2023年に7月に決定し、異動先の施設が科研費応募資格を持たないため廃止申請の運びとなった。その後の成果としては、本研究のこれまでの結果をもとに特許出願中(特願2022-036604)であったが、2023年4月に拒絶通知を受領し、これに対して応答を行い、2023年10月に特許査定を得ることができた。また、科研費基盤Cは廃止となるものの、今後の研究継続に向けて、2023年10月に異動先施設での倫理審査を受け承認を得た。2023年11月から研究を開始する予定である。
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