研究課題/領域番号 |
23K08198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
有上 貴明 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (40527058)
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研究分担者 |
大塚 隆生 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20372766)
大永 崇 産業医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10416133)
松下 大輔 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (10724205)
下之薗 将貴 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (40814322)
田上 聖徳 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (50721031)
中嶋 太極 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (30974646)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | リキッドバイオプシー / 循環腫瘍細胞 / Circulating Tumor Cell / ポリマーCTCチップ / コンパニオン診断 / オルガノイド / マイクロ流体チップ / リキッドバイオプシー診断 / 胃癌 |
研究開始時の研究の概要 |
リキッドバイオプシーとしての血液中のCirculating Tumor Cell (CTC)は、非侵襲的に評価可能で予後予測因子として注目されている。本研究では抗原・抗体反応およびマイクロ流体デバイス技術を兼ね備えたポリマーチップを用いて検出された胃癌血中CTCの分子生物学的発現解析が術前・術後補助化学療法が必要となる再発高リスク群の選別や免疫チェックポイント阻害剤・分子標的治療薬に対するコンパニオン診断として有用であるか検討を行う。さらにポリマーチップで検出された再発胃癌のCTCからオルガノイドを作成し、網羅的遺伝子発現解析によりCTCを標的とした個別化療法の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
リキッドバイオプシーとしての血液中の循環腫瘍細胞(CTC: Circulating Tumor Cell)は、非侵襲的に繰り返し評価可能で悪性度や予後の予測因子として注目されている。一方、新たに開発されたポリマーCTCチップは抗原・抗体反応およびマイクロ流体デバイス技術を兼ね備え、任意の抗体を選択することで様々な癌腫のCTCを高効率に捕捉することが可能でコンパニオン診断のツールとして期待されている。本研究ではポリマーチップを用いて検出された胃癌血中CTCの分子生物学的発現解析が術前・術後補助化学療法が必要となる再発高リスク群の選別や免疫チェックポイント阻害剤・分子標的治療薬に対するコンパニオン診断として有用であるか検討を行う。当該年度は、最適な捕捉マーカーの条件設定を目的に胃癌細胞株(MKN-7, MKN-45, NUGC-4, KATO-III)を用いてポリマーCTCチップのポスト表面に上皮系マーカーであるEpCAMを固定し、腫瘍細胞が補足されるかをcytokeratin, CD45, DAPIにより評価したところ、同定が可能であった。次に正常人の血中に胃癌細胞株(0個、1個、10個、100個)をスパイキングし、胃癌細胞株の実験で条件設定されたマーカーを用いてポリマーチップで評価を行ったところ、同定は可能であったが、捕捉率が十分ではなかったため更なる捕捉率の向上に向けて条件設定の調整も行っていく予定である。また並行して臨床検体での実験も進めている。胃癌患者の血液や腹水の検体からこれまでの実験成果から得られた条件設定でポリマーCTCチップによる捕捉を試みたところ、遊離癌細胞が確認されてたため今後は免疫チェックポイント阻害剤・分子標的治療薬が投与された症例を対象に実験を行っていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ポリマーCTCチップを用いて胃癌細胞株の捕捉が可能であったため臨床検体としての胃癌患者の血液や腹水中から遊離癌細胞を同定できるか実験中である。
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今後の研究の推進方策 |
数例での検討では遊離癌細胞の捕捉が可能であったが、更なる効率化(捕捉率の向上)を目指して抗体の調整を行っている。今後、化学療法を受けた胃癌患者の臨床検体を用いて実験を進めていく予定である。
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