研究課題/領域番号 |
23K08199
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
片桐 弘勝 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (30714422)
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研究分担者 |
西塚 哲 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 特任教授 (50453311)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | UR-LA膵癌 / ctDNA / conversion surgery / 化学療法 / 放射線療法 / 膵癌 / OTSアッセイ |
研究開始時の研究の概要 |
我々は食道・大腸癌先行研究で原発巣変異スクリーニングにより検出された患者特異的変異に対し、低コストで簡便かつ高頻度に解析可能なdPCRプローブライブラリーを用いたdPCRによるctDNA解析(OTS-アッセイ)を行い、早期再発予測、治療効果判定、および無再発確証が可能であることを報告した。将来ctDNAを日常診療に応用するために、定量的基準や解析パターンによる基準を設けることが課題の一つである。本研究では、UR-LA膵癌に対する化学(放射線)療法施行後のCS患者に対し、OTS-アッセイによりCS適応患者の層別化に基づいた治療効果判定基準を確立し、臨床応用が可能かを検証する。
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研究実績の概要 |
先行研究で食道癌、大腸癌において確認されていた早期再発予測、治療効果判定、および無再発確証におけるOTS-アッセイの臨床的妥当性を、UR-LA膵癌conversion surgery後患者において確認した。dPCRを用いて症例特異的な変異を対象としたctDNA解析によるVAFの定量化において、腫瘍マーカー軽度高値を呈しCT上陰影として指摘されるものの、VAF評価において無再発の確証を得ることができた2症例を確認した。 倫理委員会承認を得て、施設内での検体オーダーおよび取得体制を確立し、現在5名のUR-LA膵癌が本研究症例登録・解析予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
科研費の取得後から倫理委員会承認取得へ動いたため、承認取得から研究着手への時間を要したこと。登録後、化学療法施行期間が短くとも3か月以上、長期のものでは1年の症例もあるため、解析結果の導出に時間を要すること。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き症例の登録、データ取得の蓄積を行います。
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