研究課題/領域番号 |
23K08238
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
道津 剛明 大分大学, 医学部, 助教 (70608489)
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研究分担者 |
本郷 哲央 大分大学, 医学部, 准教授 (70419646)
岩尾 佳幸 大分大学, 医学部, 診療放射線技師 (60855899)
島田 隆一 大分大学, 医学部, 助教 (20527767)
浅山 良樹 大分大学, 医学部, 教授 (40380414)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 大動脈 / ステントグラフト / 大動脈瘤 / 非造影MRI |
研究開始時の研究の概要 |
大動脈瘤や大動脈解離等の大動脈疾患においては治療前後に詳細な画像評価が必要とされる。一般に空間的分解能に優れる造影CTが用いられるが、本疾患は高齢者に多く腎機能障害により造影剤を使用できない症例が多い。また経過観察におけるCT撮像による被ばくも無視できない。そのため非造影、自然呼吸下、被ばくのない新たな検査法の開発が望まれていた。そこで我々はMRIにおけるRadial sampling技術によるK-space収集法に着目した。本研究ではradial sampling法を応用した非造影・自然呼吸下・非心電図同期下MR angiography (Radial sampling MRA)を確立する。
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研究実績の概要 |
Radial sampling法を応用した非造影・自然呼吸下・非心電図同期下MR angiography (Radial sampling MRA)を用いた大血管の形態評価を行うこととし、手術前およびステントグラフト留置後の腹部大動脈瘤症例のRadial sampling MRA画像と同時期に取得された造影CT画像と比較し、大動脈や腸骨動脈の血管径や血管長、動脈瘤径について全体的に良好な相関係数が得られたことを確認した。また検者間信頼性も高値であった。腹部分枝(腰動脈、下腸間膜動脈、正中仙骨動脈)の描出能に関しても比較的良好な描出能が得られたことを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
大動脈瘤におけるRadial sampling MRA症例についてはステントグラフト後症例を主としてs症例数が増えている。治療前の症例も徐々に増えている。
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今後の研究の推進方策 |
ステントグラフト後症例については動脈瘤・分枝の形態評価・描出能や動脈瘤内のエンドリークの評価について行うこととしている。また今後、大動脈解離症例についても症例蓄積を行うこととしている。
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