薬剤徐放性ガンマ線架橋ハイドロゲルを用いた器質化促進能を有する人工血管の開発

• 研究課題/領域番号: 23K08249
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55030:心臓血管外科学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 高山 利夫 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80802694)
• 研究分担者: 三浦 裕 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (40557980) ; 田口 光正 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部, 次長 (60343943) ; 大山 智子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部, 主幹研究員 (90717646) ; 保科 克行 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (90571761)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 人工血管器質化 / 人工血管感染 / 人工血管漿液腫 / ガンマ線架橋ハイドロゲル

研究開始時の研究の概要

人工血管移植後の漿液腫形成は、人工血管感染や透析用ブラッドアクセスの穿刺困難につながり、患者QOLを損なう。これまで本研究グループは、ガンマ線架橋コラーゲンゲルを用いて人工血管を被覆することで器質化を促進することを見出してきた。ガンマ線架橋コラーゲンゲルは薬剤徐放機能も有しているため、本研究においては、被覆素材に創傷治癒を促す薬剤を添加することで人工血管のさらなる漿液腫形成予防効果の改善を目指す。