研究課題/領域番号 |
23K08392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
小高 光晴 東京女子医科大学, 医学部, 臨床教授 (90280635)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 冷蔵血小板 |
研究開始時の研究の概要 |
Massive Transfusion Protocol (MTP)を順守した場合、死亡率は約1/6まで減少する可能性がある 冷蔵PCの有効期限は14日程度まで延長可能であるため、院内に冷蔵PCが備蓄でき、患者の予後改善に貢献する可能性が高い。従って、本研究の目的はウサギを用いて冷蔵血小板の有効性と安全性を検証することである。過去の報告では冷蔵血小板有効性はin vitro中心で、動物でのin vivoが少なく、特にrabbit ear chamber modelを用いて生体顕微鏡による微小循環について研究を行う。
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研究実績の概要 |
ウサギを用いたEar chamber windowモデル作成は実験協力テクニシャンと共同で、作成可能となった。現在、次のステップである、ウサギ大量出血モデル、すなわち循環血液量半分を脱血し生理食塩水に置換したモデルを作成試行中である。 しかし、脱血タイミングと、生理食塩水を戻すタイミングがうまくいかないことがあり、低血圧を招きすぎウサギが死亡する例が生じている。現在生存率が半数程度の状況であり、モデル作成が安定していない。よってまず、脱血、生理食塩水投与タイミングを模索し、ウサギの生存率を上げる努力を現在行っている。 生存率が80%以上で安定すれば、このモデルを用いて、2群分けを行い、常温血小板投与群または冷蔵血小板投与群とに分け、生体顕微鏡を用いて、ウサギ耳での血流速度を比較検討可能となる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
計画では、すでにウサギ大量出血モデルが完成し、常温及び冷蔵血小板製剤を2群に分けて投与する段階であるが、前述したようにウサギの死亡率が半数を超え、まだ安定していない。血小板製剤は、日本赤十字から提供されている貴重な製剤で、使用期限も1日とかぎられているため、まずはモデルの生存率向上を安定させる予定である。
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今後の研究の推進方策 |
現在では、実験遂行日として月に1-2回程度行っているが、実験モデルの安定化や、スキル向上には頻度が少ないと考えている。実験室の確保やテクニシャンのスケジュールを合わせ、今後は週1回程度の実験日を設け、進捗のペースを上げていきたい。
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