研究課題
基盤研究(C)
周術期心房細動は心不全、脳梗塞を合併し、在院日数や周術期死亡率を増加させるが、その発症メカニズムは不明な点が多く、抗不整脈薬の有効性も高くない。近年のゲノムワイド関連解析によりHCN4は心房細動感受性遺伝子の1つであることが報告されたが、心房細動の病態生理におけるHCN4の機能は全く不明である。本研究では、HCN4の発現部位を可視化できると同時に、任意の時点で発現を完全に抑制できる遺伝子改変マウスに心房細動を発症させ、心房細動におけるHCN4の病態生理学的機能を解明する。