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TRPV1を標的とした心室性不整脈の予防法の開発:新たな硬膜外アプローチの可能性

研究課題

研究課題/領域番号 23K08414
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

山口 知紀  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40972089)

研究分担者 山川 健太郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (80570192)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード心筋虚血 / 心室性不整脈 / 硬膜外 / TRPV1 / Resiniferatoxin (RTX) / 突然死
研究開始時の研究の概要

心筋虚血に伴う心室性不整脈は突然死を引き起こす最大の原因である。この心室性不整脈発生時の治療法は確立されつつあるが、その発生自体を予防する方法はいまだ確立されていない。この発生メカニズムは、心筋虚血による交感神経の過度な緊張状態が侵害受容経路を介して心筋の興奮性を誘起することであると報告されている。本研究では心臓交感神経の侵害受容経路に発現するTransient receptor potential vanilloid 1(TRPV1)の強力な阻害薬を硬膜外投与し、心筋虚血による心室性不整脈の発生の抑制効果を明らかにする。

研究実績の概要

本研究の目的は、心筋虚血によって引き起こされる心室性不整脈を予防する新しい方法を開発することである。特に、硬膜外アプローチを用いた心臓交感神経の侵害受容経路に対する治療法に焦点を当てている。具体的には、Transient Receptor Potential Vanilloid 1 (TRPV1) の強力な阻害薬であるResiniferatoxin (RTX) を硬膜外投与し、その効果を検証する。2023年度の実験計画は以下の2つである。(1)RTXの適切な投与量の検証:経皮的に上位胸部硬膜外腔へRTXを投与し、胸椎椎弓切除後に脊髄と背根神経節(DRG)を採取し、免疫組織染色やウエスタンブロットを用いて評価する。(2)RTXの硬膜外投与が心室性不整脈を減少させるかの比較:心筋虚血モデルを用い、心臓電気生理学的手法で心室性不整脈の発生を比較する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究に必要な機材の準備、主要な薬剤の入手に時間を要しているため、計画していた基礎研究を進めることができなかった。これにより、実験の実施やデータ収集が遅延している。

今後の研究の推進方策

機材の整備と薬剤を含めた実験環境の構築を早急に完了させる。研究分担者との連携を強化し、定期的なミーティングで進捗状況を共有し問題を迅速に解決する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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