研究課題/領域番号 |
23K08418
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
森永 將裕 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (90912048)
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研究分担者 |
吉谷 健司 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (30524029)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 人工心肺 / 術後せん妄 / 脳血流 |
研究開始時の研究の概要 |
心臓手術は非心臓手術と比較して術後せん妄が起こりやすく、それは生活の質にも影響を与える。我々は人工心肺の使用により、脳血管関門の透過性が亢進することで、脳浮腫が惹起され、その結果として術後せん妄が起こりやすい下地ができるのではないかと考えた。そのために脳血流量の変化を定量する必要があり、我々はインドシアニングリーン(ICG)の吸光特性に着目し、ICGと近赤外線分光法(NIRS)を組み合わせることで局所脳血流を定量する方法を開発した。本研究では、その方法を用いて人工心肺前後での脳血流を定量測定し、その変化が術後せん妄に与える影響を検証する。
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研究実績の概要 |
現在は症例数を集めている段階である。人工心肺症例に対して、脳血流量およびその他のパラメータの測定を手術室内で行っている。ICGの濃度変化をNIRSの吸光度変化からとらえ、濃度変化の曲線が得られればICGの血中濃度と組み合わせると即座にrCBF_Nが定量可能である。「1.麻酔導入後」「2.人工心肺離脱後」「3.ICU入室後」の3点でrCBF_N、細胞外小胞の濃度を測定して人工心肺の前後におけるrCBF、細胞外小胞の濃度の変化を捉える。また、それ以外に副次的なパラメータとして「体血圧」「PaCO2」「心拍出量」「ヘモグロビン濃度」を同時に計測している。一連の測定にはやや特殊なセットアップを要するため、年度がわりで慣れない人員が業務にあたるフェーズでは、やや進捗としては遅れ気味になってしまったが、おおむね順調に症例を重ねている。また、海外の学会にも参加し、脳血流についての講義や発表に触れ、当該研究課題の、国際的な意義等を再考する機会とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
測定データの解析にやや難渋した。機器として、やや古いこともあり、正確にデータが取得できていないこともあった。また、マンパワー不足で測定に注力できない日々もあった。
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今後の研究の推進方策 |
データの収集は軌道に乗っているため、このまま症例数を重ねてデータを蓄積していく。また、海外学会にも積極的に参加することで、最新の知見に触れていく予定としている。
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