研究課題
基盤研究(C)
基礎実験では、敗血症動物モデルに外因的な交感神経刺激を与え、生存率、全身性炎症反応、臓器障害の変化を評価する。臨床検討では、ノルアドレナリンが投与されている敗血症性ショック患者を対象に、好中球・単球のアドレナリン受容体のサブタイプ発現や全身性炎症反応あるいは免疫抑制の程度を測定し、投与されている薬剤との相関を明らかにする。これらの検討により、敗血症における免疫制御の観点から新たな交感神経を標的とした治療戦略が提示できることが期待される。